脱線倶楽部

パワービルダーという言葉を聴いたことがありますか？

例えば、土地が40坪で床面積が30坪マイホームを建売で購入しようとした時に、
2,500万円から2,800万円の売値が平均的な相場のところで、
パワービルダーはさらに格安のマイホームを提供してくれます

それはラッキーと飛びつくと、後で後悔するかもしれません

パワービルダーは自らは合理的にコストダウンする手法として、
自ら営業や販売を行わないで、地元不動産会社に任せる
大量仕入れで資材のコストダウンを図っているなどとしています




私が実際にパワービルダーの物件を見に行くと、
驚くことに、
田んぼを埋め立てた土地に家を建てたに関わらず、
なんと、地質調査の結果は見せない、
もちろんどの程度地盤改良を行ったのかも教えないとのことでした

それは、消費者保護の立場からおかしいでしょと、仲介業者の地元不動産業者の言っても、
パワービルダーの方針ですと取り合ってくれません

もちろん、それ以上の話をして契約するはずがありません

でも、不動産や建築の知識の少ない人が格安のマイホームを手に入れて、
その後、いろんな不都合が生じたら…と心配です。

人は仮に百万円得をしてもその時は嬉しいのですが、
もし、百万円損したら、百万円得をした時よりも何倍も悔やむものです

マイホームは信頼できる業者から購入した方が悔やむことは少ないと思います

パワービルダーは売ってしまえば、はいさようなら　ではないでしょうか？  

今はマイホーム購入のチャンスのように感じます



まず、住宅ローン金利の推移を長期的にみると、
1991年には8.5％と高い金利の時期もありましたが、
2000年から2007年頃まで変動金利や3年固定金利が２％台の低金利で安定していました

2013年2月に3年固定が3.1％ほどとなり、変動金利が2.475％に上昇していますが、
フラット３５という35年間の返済期間の長期固定金利が2.01％と低くなっています

長期金利が短期金利よりも低いことは普通は考えられないことで、
住宅需要拡大のために政策的に行われているのです



最近12カ月のフラット３５の金利は12月がもっとも低く、1.81％でした



金利２％で仮に1千万円を借りると、毎月の返済額は3.7万円で、総返済額は1,331万円となります
金利が2.5％になると、毎月の返済額が４万円となり、総支払額は1,423万円で、92万円も増えてしまいます

借入額が3千万円になると、返済額も当然3倍となって、総返済額が276万円も増えます

2014年4月から消費税が８％になりますし、2015年10月からは消費税が10％になります
また、インフレターゲットを２％にすると、金利も上がりそうな気配です
将来、マイホーム購入予定があれば、今が決断の時期かもしれませんね  

マイホームは一生で最も高価な買い物ですので、
本を買って勉強中



やはり土地の選び方が重要です
地名から選ぶ方法がひとつ
水に関連する地名は軟弱地盤が多いとのこと



もっと端的には液状化マップが公表されています
豊川下流域、梅田川下流域、海岸部、埋め立て地は液状化しやすいレッドゾーンです



地盤が軟弱な所で家を建てる場合は、セメント改良や杭基礎などで補強する必要があります
それなりに費用がかかります