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三河湾のスナメリ
三河湾のスナメリ
街なかが好き。
海、川、山も好き。
あちらこちらへ出没します。

2011年12月31日

人が死なない防災

群馬大学の片田敏明先生は「釜石の奇跡」で有名です。
12月18日に豊川市御津中で行われた「防災講演会」で、
先生の言葉を紹介します。


「何故、これだけ多くの犠牲者が出たのか」

○ 過去の津波では大丈夫だった
○ ハザードマップでの浸水想定区域外は安全
○ 避難所に行けば絶対に安全
○ 防潮堤があるから大丈夫

「これからの防災に求められること」
○ 災害時にやるべきことは、想定にとらわれることなく、その時にできる最善の行動をとる


片田先生の教えを受けてきた釜石の中学生は、
「釜石の奇跡と言われますけれど、
普通に勉強して、訓練してきて、
自分たちでは、当たり前と思っているんで」

と、テレビのインタビューに答えるほど、
津波から逃げる訓練を積んできました。


防災講演会の会場となった御津中学校の校庭にある「標高」です。

海抜9.9mだから安心です と思っては、最善を尽くしたことにならない のかな?

  
タグ :地震津波


Posted by 三河湾のスナメリ at 23:04
Comments(0)災害

2011年12月31日

可愛いイルカ

可愛いイルカのイルミネーション。


泳ぎまわっています。


蒲郡駅前です。


アメリカズカップのヨットも鮮やかです。
  


Posted by 三河湾のスナメリ at 21:11
Comments(0)街なか

2011年12月31日

津波対策で最も重要なことは

津波対策で最も重要なことは、
地震に強い堤防を築くことです。

地震動により堤防が崩れたり、
液状化により堤防が沈下した後で、
津波が来たら、そこから大量の無尽蔵の海の水が流れ込んできます。
1か所でも堤防に弱点があれば、大量の海水が押し寄せます。


このため、豊橋海岸では、堤防の耐震化工事が行われています。


モノレールを使って、鋼矢板が運ばれ、この先の工事現場で打ちこまれています。


工事の様子はこちらをご覧ください。




東日本大震災では、耐震化した岸壁の効果が実証されています。


このように、地震や津波に対応できるよう、堤防の耐震化工事を進める必要があります。
豊橋海岸の耐震化工事は、平成26年までに完了する予定です。

ただし、想定を上回る事態が発生するかもしれませんので、
堤防で守られていると安心するのではなく、
低い地域で生活している人は、命を守るために、
最善を尽くして避難しなければなりません。  


Posted by 三河湾のスナメリ at 19:05
Comments(0)災害

2011年12月31日

豊川河口低地の津波避難計画

豊橋市が公表している地盤標高図です。
豊川と放水路が分岐する付近の標高を示しています。

水色が標高(T.P.)2m以下
白色が2.1m~4m
緑、黄、赤、紫と順に標高が高くなっています。

放水路の北側の小坂井台地では、黄、赤、紫色で、
標高が6.1m以上~20mと高くなっています。

その一方で、放水路付近は、白、水色で4m以下の標高と低くなっています。



豊川河口付近全体をみると、
豊橋の中心市街地は、黄や赤で標高が6m~10mありますが、
水色の標高が2m以下の低いところが目立ちます。
人工的に埋め立てた豊川流域下水処理場がある御津2区の埋め立て地の方が、
白色ですから、標高が2.1mから4mと高いのです。


この付近では、吉田方中学校が津波避難ビルに指定されています。


豊橋市は、今年の9月に津波避難ビルを指定したのは、
吉田方校区市民館、大村小学校、下地小学校、津田小学校、
前芝小学校、芦原小学校、磯辺小学校、牟呂小学校、汐田小学校、
松葉小学校、吉田方小学校、北部中学校、前芝中学校、南陽中学校、
牟呂中学校、吉田方中学校、中央青年の家(市青少年センター内)、
市営西部住宅、同前芝住宅、中消防署西分署、市中央図書館、
市民病院、市上下水道局、県立豊橋西高校の24か所です。

このことは、東愛知新聞のHPを引用しました。  
タグ :地震津波


Posted by 三河湾のスナメリ at 14:16
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2011年12月31日

津波に脆弱な臨海部の工場

海岸堤防の防護ラインに守られているのは、内陸側なのです。
防護ラインの海側には、工場や物流センターが集積しているのです。


こんなに多くの企業が三河港に集積しています。



多くの企業が集積している防護ラインの内側の地盤高は、T.P.で2.8mしかありません。
予想されている津波の高さがT.P.2.3mですから、あまり余裕がありません。
しかも、地震が起きると、地盤沈下が起きる可能性があります。


海面との高低差がこんなに少ないところに、津波が来たら、恐ろしいですよね。


こうした危険があるため、「三河港地震・津波対策検討会議」では、
防波堤、防潮堤の整備
民間企業が行う地震・津波対策への支援
港湾労働者や利用者の避難施設の設置など
対策の検討を行っています。



  


Posted by 三河湾のスナメリ at 11:53
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2011年12月30日

1.2mの高さの津波が来ても

1.2mの高さの津波は、標高でT.P.2.3mなので、


豊橋海岸堤防の防護高さは、T.P.で3.6m~5.1だから守られます。

地震で0.9mの地盤沈下が起こっても、2.7m~4.2mの高さが確保されているから大丈夫です。
まだ、最大津波高さに対して、0.4m~1.9mの余裕があるのです。


海岸堤防による防護ラインは、このように連続して、海岸沿岸を守っています。


  


Posted by 三河湾のスナメリ at 23:55
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2011年12月29日

三河港で2.3mの津波

11月26日の東愛知新聞に
明海地区に2.3mの津波が襲来
とのシミュレーション結果が示されました。

「約6時間にわたって、
ほぼ80分周期で津波が押し寄せ、
第2波が最も高くなる(2.3メートル)。
これに対し現況の防潮堤は、
3.6メートルから5.1メートルの高さがあるものの、
潮位や地盤沈下など考慮すれば、
決して安全ではないことが分かった。」

と、書かれています。
新聞記事は、こちらのHPをご覧ください


2.3mの津波とは、大変衝撃的ですね。

ところが、津波の高さは定義されています。
通常は、下記の図のとおり、
検潮所での計測高さ=(津波の高さ-その時の潮位)です。
津波の痕跡高さは、天文潮位か、平均潮位を基準にしています。


「三河港地震・津波対策会議」の資料を見ると、
高さ2.3mの津波はT.P.(東京湾平均潮位)を基準していまして、
初期水位がT.P.1.1mで、津波水位がT.P.2.3mであるので、
津波高さは、2.3m-1.1m=1.2mの津波高さが正しい表現になります。
記者さんが津波高さの定義を、正しく理解して書いたかどうかが、気になります。


  


Posted by 三河湾のスナメリ at 20:18
Comments(2)災害

2011年12月28日

火力発電所の液状化対策

南海トラフ巨大地震の震源域が知多半島の付け根付近まで拡大し、
中電の火力発電所、10か所が想定震源域に含まれることになりました。


中電では、碧南火力の液状化対策工事を10月から始め、
2012年度までに完了するとのことです。
  


Posted by 三河湾のスナメリ at 21:11
Comments(0)災害

2011年12月27日

南海トラフ巨大地震の想定震源域が1.8倍

本日、内閣府の巨大地震検討会が東海・東南海・南海の3連動型の想定震源域の拡大を発表しました。

こちらは、これまでの想定震源域です。


下の図の黄色がこれまでの想定震源域ですが、
黒く太い実線のように、内陸側に拡大しています。
想定震源域が1.8倍に拡大し、愛知県のほぼ全体がすっぽり入ってしまいました。

津波の波源域は、沖合に拡大しました。
巨大津波が発生する恐れが高まりました。

マグネチュードも9と、東日本大震災と同じ規模になっています。


今後、3~4月には震度分布と津波高が公表されます。
新たな予測結果をもとに、地震対策を見直さなければなりません。




  
タグ :地震津波


Posted by 三河湾のスナメリ at 21:41
Comments(0)災害

2011年12月27日

津波てんでんこ

率先避難者となった釜石の中学生。


助ける人となった釜石の中学生。
釜石の中学生のおかげで、小学生、保育園児、お年寄りが助かりました。


もし、釜石の中学生が率先避難しなければ、小学生は学校の3階に避難していたそうです。
そうしたら、津波に襲われていたところです。




三陸地方に伝わる「津波てんでんこ」は、
「津波のときには、家族のことも構わずに、てんでばらばらに避難せよ。」
という津波襲来時の避難のあり方を意味したものです。


片田先生は、
「釜石市における津波防災教育では、子どもを通じて、その保護者に対して、
「子どもには一人でも避難することができる知恵を持たせるための教育をしっかり行うので、
いざというときには子どものことを信用して、保護者の方々もちゃんと避難してほしい」というメッセージを発信し、
各家庭で津波襲来時の避難方法に関する具体的な相談をすることを促すような取り組みも行っています。」

とおっしゃっていました。
  
タグ :地震津波


Posted by 三河湾のスナメリ at 00:01
Comments(0)災害

2011年12月25日

さわりん

竹島水族館の工夫のひとつは「さわりんプール」


大人気です。


とくに、子供は夢中。


カニのとげとげには、注意。


ただし、アカウミガメは、


素早い動きで、噛むから、さわってはいけません。


竹島水族館は、こじんまりしていますが、面白さはいっぱい詰まっています。

  
タグ :竹島水族館


Posted by 三河湾のスナメリ at 21:41
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2011年12月24日

魚のマンション

竹島水族館は魚の展示に一工夫してあります。
魚のマンション。101号室から303号室まであります。


ウツボはウナギの寝床ならぬウツボの寝床でぎゅうぎゅうづめ。


テトラポットや、


スクリューまであって、海底の雰囲気を見事に演出しています。
  
タグ :水族館


Posted by 三河湾のスナメリ at 23:11
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2011年12月24日

竹島水族館

アカエイは、海水浴シーズンにはよく三河湾で見かけますが、
尾には猛毒のトゲがあるので、刺されないように要注意です。

でも、このアカエイは安全。
蒲郡の竹島水族館で飼われています。
ユニークな顔をじっくり眺めることができます。


こちらのサメも「よく見てください」と言うように、
案内板の前で、じっとしています。


総選挙により「人気者」が選ばれています。
アカエイも、サメも残念ながらベストテンには選ばれませんでした。



  
タグ :水族館


Posted by 三河湾のスナメリ at 12:34
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2011年12月23日

インフルエンザ警報発令

21日にインフルエンザ警報が発令されました。
折れ線グラフの青色が平成23年です。
50週、即ち12月になって、増えてきました。
平成21年以外は、1月から3月にかけて流行りますが、
今年は少し早めに流行の兆しがあります。


現在、インフルエンザ感染者が多いのは、豊田市と半田市です。
東三河の感染者は少ないようですが、気をつけましょう。

感染予防には、
・人混みへの外出をできるだけ避け、帰宅時にはうがいと手洗いをしましょう。
・ 十分な睡眠、栄養、保温に心がけ、体調を整えましょう。
・ 空気が乾燥するとインフルエンザにかかりやすくなりますので、室内では加湿器等で適度な湿度を保つようにしましょう。
・ かかった時は早めに医師の診察を受け、安静に保つことにより、肺炎などの合併症を防ぐよう心がけましょう。
・ 咳やくしゃみが出る時は、咳エチケットを守りましょう。




  


Posted by 三河湾のスナメリ at 21:20
Comments(0)健康

2011年12月23日

鶏肉部門最優秀賞レシピ

鶏肉・鶏卵・ウズラ卵などを使ったお手軽・ユニークな料理をレシピ集にしました!

こちらが鶏肉部門最優秀賞に輝いた
失敗なしの簡単イタリアンチキンロール」です。


こちらがレシピです。


こちらのHPをご覧ください
愛知のにわとり・タマゴ消費拡大実行委員会により実施された
「鶏肉・鶏卵料理レシピコンテスト」の優秀作品をレシピ集にまとめました。

多くの方に、このレシピ集を参考に鶏肉・鶏卵料理をたくさん作って食べていただき、
愛知のにわとり・タマゴの消費拡大にご協力いただければと思います


という趣旨で、鶏肉・鶏卵・ウズラ卵などを使ったお手軽・ユニークな料理が紹介されています。  
タグ :鶏肉料理


Posted by 三河湾のスナメリ at 10:30
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2011年12月21日

最善を尽くす

釜石東中学校から必死に逃げて、
あらかじめ避難場所と決めていた「ございしょの里」に到着しました。


しかし、中学生たちは裏山が地震で亀裂が入っているのを見つけたのです。
「lここでは危ない」と、さらに高い場所を求めて、逃げていきます。


次の避難場所、介護施設、デイサービスホームに到着しました。
しかし、そこで見たのは、押し寄せる津波の光景。


また、必死に逃げます。


最終的に到達したのが、石材店。
そこで、全員が助かりました。


避難の三原則のひとつ。「最善を尽くせ
「ここまで来ればもう大丈夫だろう」ではなくて、その時できる最善の対応行動をとれ  


Posted by 三河湾のスナメリ at 22:11
Comments(0)災害

2011年12月20日

釜石東中の学生の行動

釜石東中学はハザードマップでは、明治と昭和の三陸津波の浸水区域から少し離れています。


大地震が起きると、校庭に地割れがはしりました。
それを見たサッカー部の学生が避難所に向かって走ります。
中学生は地震が起きた時、走って逃げる訓練を積んでいました。
お年寄りがいれば、リヤカーに乗せて避難する訓練をしていました。


東日本大震災の時には、「津波が来るぞ」と大きな声をあげながら、
あらかじめ決めていた「ございしょの里」まで走ったのです。


中学生が走って逃げる姿を見て、鵜住居小の小学生も走って逃げました。
保育園の幼児や住民たちも走って逃げました。

中学生が率先して逃げることで、
その姿を見て、他の人も避難しました。
  


Posted by 三河湾のスナメリ at 22:56
Comments(0)災害

2011年12月20日

ハザードマップを過信した

釜石市の津波ハザードマップです。
ピンボケですいませんが、赤、黄、緑は浸水深を表しています。
従って、着色していないところには、津波が来ないと考えてしまいます。


ところが、実際には、津波がこんなに広い範囲に襲います。


その結果、ハザードマップに示された区域の外で、多くの死者が出てしまいました。
ハザードマップの浸水区域外だから大丈夫」と安心していたのです。
  


Posted by 三河湾のスナメリ at 19:31
Comments(0)災害

2011年12月19日

想定を超える事態

気象庁は地震後3分を目標に津波警報・注意報を出していますが、
東日本大震災で過小予測したことを教訓にして、発表の仕方を見直します。

第1報では津波の高さの数値を言わずに、
巨大」、「大きい」、「大きい恐れ」と表現するそうです。

また、大津波の高さも5段階から3段階に見直します。



豊川市で行われた防災講演会で、片田先生は、
「自然を相手の予測はあてにならない。
とにかく、どんな津波が来るかわからないので、ひたすら逃げることだ」と、
述べていました。
相手は自然、その想定を超える事態は当然ありうる」そうです。  
タグ :地震津波


Posted by 三河湾のスナメリ at 22:50
Comments(0)災害

2011年12月19日

津波の過小予測 避難に迷い

今朝の中日新聞に
過小予測 避難に迷い」という見出しの記事がありました。

地震発生から3分後に出された津波警報で、
津波の高さが岩手県で3mと報じられました。

釜石では、防潮堤の高さが6mあるため、
津波高さが3mと聞いた住民は安心してしまって、
避難をためらった人が多くいたそうです。

岩手県では、津波の予報高さを聞いて、
避難の必要がないと思った人は、31%もいたのです。
その後、津波情報は修正されましたが、その時は停電で、住民に十分には伝わりませんでした。


このことは、片田先生が云うところの、
想定にとらわれすぎた防災」という悪い面が明確に表れています。
「過去のチリ地震、昭和三陸地震のことから3mの津波は大したことがない。」
「6mの防潮堤があるから、大丈夫」という誤った安心が避難行動を誤らせたのです。
  
タグ :地震津波


Posted by 三河湾のスナメリ at 20:26
Comments(0)災害